シャラポワ 若手台頭も「主役を譲るつもりはない」

[ 2014年6月9日 05:30 ]

女子シングルス優勝から一夜明け、優勝杯を手にする笑顔のシャラポワ(AP)

テニス全仏オープン第14日

(6月7日 パリ・ローランギャロス)
 女子シングルス決勝で第7シードのマリア・シャラポワ(27=ロシア)が第4シードのシモナ・ハレプ(22=ルーマニア)に6―4、6―7、6―4で勝ち、2年ぶり2度目の優勝を果たした。27歳のシャラポワは3年連続の決勝進出で、4大大会通算5個目のタイトル。優勝賞金165万ユーロ(約2億3000万円)を獲得した。

 真骨頂のフルスイングで攻め抜き、新世代の挑戦をはねのけた。壮絶な消耗戦でフルセットの末に打ち勝つと、シャラポワはコートにひざまずき、感激に浸った。

 17歳でウィンブルドンを初制覇して10年。2年前に4大大会全制覇を達成した「特別な舞台」で2度目の栄冠を手にした。上位シードが早々に敗れる大会で準々決勝はムグルサ、準決勝はブシャールと若手を退けた。「主役を譲るつもりはない」。“テニス界の妖精”は経験を重ね、円熟味を増した選手に進化を遂げた。

続きを表示

2014年6月9日のニュース