松山優勝でゴルフ界反応 石川遼は悔しさと刺激

[ 2014年6月2日 18:46 ]

 松山の米ツアー制覇にゴルフ界から称賛が相次いだ。

 石川遼は発表したコメントで「英樹が勝った、日本人が勝ったうれしさはありますけど、悔しい」とライバルに先を越された胸のうちを吐露。それでも「練習ラウンドを毎週のように一緒に回っていて学ぶものがある。向上心が強い。一方自分はここ半年でその場しのぎのスケールの小さいゴルフをしていた。それを気づかせてくれた」と刺激を受けた様子だ。

 31年前に日本勢初優勝を果たした青木功は「先週の試合で、悔しい思いをした経験が生きた。対応能力の高さは素晴らしい」と、経験をすぐ結果に結び付けた点を評価。丸山茂樹は「僕の(米ツアー)3勝を抜くことを目指してもらいたい。メジャーに勝てる男になってほしい」と期待した。

 母校・東北福祉大ゴルフ部の古田幸希主将は活躍する先輩に「僕たちは(松山の)背中を見てきた。自分たちももっとやれると刺激を受けた」と興奮した様子だった。

 評価が分かれたのは、18番の第1打後にドライバーを折ってしまった場面。日本ゴルフ協会の川田太三常務理事は「3勝、4勝するためにはもっと洗練されないと」と地面をたたこうとした行為に注文を付けたが、日本ツアー通算48勝の中嶋常幸はアクシデントに動じなかった点を「ビッグトーナメントを勝てる懐の深さ、おおらかさを持っている」と前向きにとらえた。

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2014年6月2日のニュース