悲報続く母国に元気を!金亨成 4打差圧倒V

[ 2014年5月5日 05:30 ]

<中日クラウンズ・最終日>優勝インタビューで目頭をおさえる金亨成

男子ゴルフツアー中日クラウンズ最終日

(5月4日 愛知県東郷町・名古屋ゴルフ倶楽部和合コース=6545ヤード、パー70)
 逃げ切った金亨成は開口一番、母国・韓国への思いを口にした。「船の沈没事故、地下鉄の事故があり、国民が重い気持ちになっている。少しでも元気になってほしい気持ちがあった」。

 ラウンドは神懸かっていた。ピンチの連続ながらボギーは14番の一つだけ。12番でチップインバーディー、15番はカラーからの10メートルをパターで沈めるなど、後半は驚異の8パットで耐えた。「信じられないパットが多かった。なぜ入ったのか説明すら難しい」。昨年賞金ランク2位の実力者。ツアー3勝目を挙げ、今後の目標は「賞金ランク1位」と高らかに宣言した。

 ▼3位・今野康晴 16番終了後に競技員に「急いでやれ」と言われて、そこでばかばかしくなった。自分としてはそんなに遅いつもりはなかった。中には注意を気にせずゆっくりプレーをする選手もいる。(上がり2ホールは連続ボギー。同伴競技者のプレー速度に顔を曇らせる)

 ▼19位・松村道央 初日のスコアは自信になる。それを糧として賞金王を目指したい。(初日にツアー歴代3位の60。最終日は76)

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