「もっと巡業で稽古を」 日馬富士が異例の呼び掛け

[ 2014年4月25日 17:03 ]

 大相撲の十両以上の力士で構成される力士会が25日、東京・両国国技館で開かれ、横綱日馬富士が巡業での稽古内容の充実を促した。事前の議題に入っておらず、異例の呼び掛けとなった。

 出席者によると、日馬富士は冒頭に立ち上がり「お客さんが来てくれているのだから、1番でも2番でもいいから土俵に上がりましょう。けがをしているのはみんな同じだ。たとえ相撲が取れなくても、ぶつかり稽古で胸を出しましょう」と訴えかけた。各力士は拍手で賛同したという。

 ことしの春巡業では稽古量に個人差が大きかったが、日馬富士は左足首痛を抱えながらも若手に胸を出し続けた。近年は低調になっている稽古内容に危機感をにじませての行動とみられる。

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2014年4月25日のニュース