佳純 カット封じて金狙う!愛不在も「自分に負けない」

[ 2014年4月23日 05:30 ]

世界選手権団体戦に向けた強化合宿で、笑顔を見せる石川

 カット封じで金メダルを狙う。28日に開幕するJA全農世界卓球団体戦に向けて、日本代表が都内で合宿を公開。女子エースの石川佳純(21=全農)らは中国人男性のカット打ち選手を相手に打ち込んだ。

 「男子は回転量も変化の幅も違う。自分のボールにして返す練習をしている」と石川。フェイントを見極めて攻撃を仕掛け相手のミスを誘う構えで、地元での世界一へ万全を期す。

 日本選手はカット型が得意ではない。石川も昨年の世界選手権、今年のアジア杯と結果を残していない。12年ロンドン五輪前も女子の村上監督はカット対策を徹底。今回は初戦のベラルーシ、決勝トーナメントで対戦する可能性が高い北朝鮮への対策として導入した。指揮官は「守備から攻撃型が増えた。当然進化した対策」と説明した。

 20日夜にチーム最年少の森さくら(18=大阪・昇陽高)がインフルエンザにより40度の発熱となった。24日から練習予定だが、体力面での不安は残る。福原愛(25=ANA)は左足の負傷で不在。石川の負担も大きいが「プレッシャーというより、舞台に立てることがうれしい。相手より、自分に負けないように戦うだけ」と闘志を燃やした。

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2014年4月23日のニュース