優作 年またぎ“連勝”へ1差2位浮上!強風攻略68

[ 2014年4月20日 05:30 ]

17番、セカンドショットにを放ち、クラブを放す宮里優

男子ゴルフツアー 東建ホームメイト・カップ第3日

(4月19日 三重県桑名市 東建多度カントリークラブ・名古屋=7109ヤード、パー71)
 68を出した宮里優作(33=フリー)が通算8アンダーで首位と1打差の2位に浮上した。オフに習得した低弾道ショットで最大瞬間風速14・9メートルの強風を攻略。武器を増やしたニュー優作で年またぎの国内連勝を狙う。丸山大輔(43=アイテック)が通算9アンダーで単独首位に立った。
【第3R成績】

 これまでは大嫌いな風が吹いた瞬間、宮里優はほくそ笑んだ。伊吹おろしが吹く7番パー4。ピンまで154ヤードの第2打はアゲンストになった。無風なら8Iを持つところ選んだのは6I。低弾道で放たれたボールはもう少しでカップに入りかける完璧なショットだった。もちろんバーディーを奪い、さらに風が強くなった後半も2バーディー。首位と1打差の好位置に満足感を漂わせた。

 「アイアンの距離感、ジャッジが良かった。コンディションが荒れた時に伸ばせたのは収穫ですね」。高弾道の球を打つ宮里優は毎年必ず風が吹くこの大会で過去11度出場して予選落ちが5回あった。苦手克服にこのオフは徹底的に低弾道から中弾道の球を打ち込んだ。「球を右に置いて、低く、長く、前でさばく感じ」で打つと、最大瞬間風速14・9メートルのこの日に68。辛口で知られる同組の谷口に「うまいな」とお褒めの言葉をもらったほど成果を出した。

 昨年最終戦で悲願の初優勝を遂げ「不安要素が減った」という。最終日に崩れ、優勝のチャンスを何度も逃したのは過去の話。新たな武器を手にした宮里優が年またぎでの国内連勝へ挑む。

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2014年4月20日のニュース