遼 58位で予選通過!気持ち切り替え巻き返し68

[ 2014年4月20日 05:30 ]

第2ラウンド、3番でティーショットを放つ石川

USPGAツアー RBCヘリテージ第2日

(4月18日 米サウスカロライナ州ヒルトンヘッドアイランド ハーバータウン・リンクス=7101ヤード、パー71)
 初日に124位と出遅れた石川遼(22=CASIO)が5バーディー、2ボギーの68で、通算3オーバー、暫定59位まで盛り返した。松山英樹(22=LEXUS)は79と大崩れし、通算8オーバー。競技は悪天候のためサスペンデッドとなったが、19日に第2ラウンドの残りを行い、石川は58位で予選通過、松山は108位で2週連続の予選落ちが決まった。崔京周(43=韓国)ら3人が通算5アンダーで首位に立った。

 第1ラウンドでまさかのブービー発進となった石川が、この日は意地を見せた。最終9番パー4。第1打を左に曲げ、前方の20メートルの大木が第2打の邪魔になる難しい場面。ライも左足下がりで、木の上を狙っていくのは無謀に思えた。キャディーからも「絶対に越えられない」と言われたが、それでもスコアを伸ばさなければ予選通過は厳しい状況だった。「とにかくバーディーを取らないといけない」とPWのフェースを開いて高く打ち出した。するとボールは木の枝をかすめピン横2メートルにピタリ。これを沈めて会心のバーディーを奪い「いい判断ができた」と笑った。

 前日はショットに精彩を欠き、朝の練習時も「このスイングじゃ…」と苦戦を覚悟した。それでも米ツアーフル参戦2年目の22歳は「今まで培ってきたもの、感性でやるしかない」と気持ちを切り替え巻き返した。

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2014年4月20日のニュース