“大学院生横綱”日馬富士、画集に笑顔「子供たちが喜ぶ」

[ 2014年4月9日 05:30 ]

画集を描いた橋本委久子さん(左)と握手する日馬富士

 大相撲の横綱・日馬富士(29)の入門当時から現在までの姿が描かれた画集が完成した。8日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋を訪れた元設計会社社員の画家・橋本委久子さん(62)から贈呈された。

 07年から本場所の取組の様子など年間100作品のペースで描いてきた橋本さんは「新入幕時の稽古の様子を見て一目ぼれし、描かずにはいられなかった。魅力はやっぱり気持ちの強さ」と説明。大関だった2年前の夏場所頃に画集は一度完成したが、日馬富士から直接「横綱になるまで描いてください」と言われ、作業を継続していた。すると、その年の秋場所で2場所連続優勝を飾って横綱昇進が実現。このほど8年間の作品をまとめ「横綱日馬富士」と題して出版することになった。画集を受け取った横綱は「本当に凄い。子供たちが見て喜ぶね」と最高の笑顔を浮かべた。

 今月からは法大大学院・政策創造研究科に入学し、角界初の“大学院生横綱”となった。7日には初めて都内のキャンパスに出向き、学生証を受け取るなど入学の手続きを完了した。12日の夕方から通学を開始し、経営学などを学ぶ予定だ。

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2014年4月9日のニュース