レジェンド葛西「安定感抜群」 出場20試合連続トップ10

[ 2014年3月11日 05:30 ]

3位に1・3点差の4位に終わった葛西

 ノルディックスキーW杯ジャンプ男子の個人第26戦(HS134メートル、K点120メートル)が9日、ノルウェーのオスロで行われ、ソチ五輪でメダル2個を獲得した41歳の葛西紀明(土屋ホーム)は125メートル、127メートルの合計244・1点で、3位と1・3点差の4位となった。セベリン・フロイント(ドイツ)が132メートル、130・5メートルの265・4点で今季4勝目を挙げた。清水礼留飛(雪印メグミルク)は18位。渡瀬雄太(雪印メグミルク)は2回目に進めなかった。竹内択(北野建設)と栃本翔平(雪印メグミルク)は8日の予選で落選した。

 風が強く荒れた条件に苦しむ有力選手もいたが、葛西は安定していた。1回目はK点を5メートル越え、2回目はさらに2メートル伸ばした。右膝痛を抱えながら着地も決めた。1・3点差で表彰台には届かなかったが「(銀メダルだった)五輪のラージヒル以降は失敗していない。安定感抜群」と誇った。出場20試合連続のトップ10入り。ノルディックスキーの聖地とされるオスロで優勝した99年以来の表彰台には立てなかったが、数万人の観客から優勝者と変わらぬほどの喝采を受けた。

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2014年3月11日のニュース