羽生、仙台凱旋「被災地が支え」 ファン1000人出迎え

[ 2014年2月27日 05:30 ]

仙台市役所で大勢のファンらの出迎えを受ける羽生

 ソチ五輪の男子フィギュアスケートで金メダルに輝いた羽生結弦(19=ANA)が26日、帰国後初めて地元の仙台市を訪れた。市役所と宮城県庁ではファンら計1000人以上が出迎え、羽生は「金メダルを持って帰れて本当によかった。被災地に支えられた。ありがとうございましたと伝えたい」と語った。

 仙台市の奥山恵美子市長はスポーツなどで市のイメージアップに貢献した個人や団体に贈る「賛辞の楯(たて)」を手渡し、「活躍は復興の後押しになる」と称えた。羽生は「五輪での僕の存在が被災地を知ってもらうきっかけになればと思っていた」と笑顔で話した。宮城県の村井嘉浩知事への表敬訪問では「日本オリンピック委員会(JOC)から支給される報奨金を被災地のために寄付したい」と申し出た。

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2014年2月27日のニュース