日本、男女とも風に泣き振るわず 世界自転車第1日

[ 2014年2月27日 16:08 ]

 自転車トラック種目の世界選手権は26日、コロンビアのカリで開幕し、チームスプリントに出場した日本は男子が11位、女子が10位に終わるなど振るわなかった。男子は河端朋之、渡辺一成、中川誠一郎(以上日本競輪選手会)で臨み44秒938。女子は石井貴子、小林優香(ともに日本競輪学校)のコンビで35秒584だった。

 男子はニュージーランド、女子はドイツが優勝した。男子の4000メートル団体追い抜きはオーストラリアが制した。

 期待されたチームスプリント男子の日本は、風に悩まされた。プロ野球西武の本拠地、西武ドームのようにスタンドと屋根の間に隙間があり、そこから風が入ってきた。河端は「バックストレートが向かい風で、かなり影響した。条件は同じとはいえ、外国勢とのパワーの差が出た感じ」と悔しがる。

 エース渡辺も「癖のあるバンクにこの風。みんなうまく調子を出すことができなかった」と振り返った。

 ▼中川誠一郎の話 コーナーで失敗した。追走している時に詰まって、減速してしまった。前のペースに合わせるのは難しい。

 ▼小林優香の話 フライングを意識して迷いが出た。これ以上、下はないのであとは上を目指してやるだけ。(共同)

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2014年2月27日のニュース