条治 余裕たっぷり脱力走!記録会で「思い通り」11位

[ 2014年2月4日 05:30 ]

記録会で軽快に滑る加藤

 ソチ五輪でスピードスケートが行われるアドレル・アリーナで3日に記録会が行われ、男子500メートルに出場した加藤条治(28=日本電産サンキョー)は35秒51で11位となった。及川佑(33=ダイワ工業)が35秒74で13位、上條有司(27=日本電産サンキョー)は36秒04で17位。長島圭一郎(31=日本電産サンキョー)は出場せず、調整練習を行った。

 加藤はアウトスタートで100メートルを出場22選手中2位の9秒67で通過。「疲れが見えたので力を抜いて走った」と残り200メートルはペースを落とし、35秒51と全体11位でゴールした。平凡なタイムながら「現状では思い通りのレース」と手応えを口にした。1カ月以上、レースから離れていた加藤にとって感触をつかむため貴重な記録会。「状態は5、6割。まだ本気は出せない」と明かしたが「100メートルの中盤の伸びはそこそこあった」と滑りの感触を一つずつ体に刻み込んだ。4年前のバンクーバー五輪直前の記録会で手をついて失格。「スランプになっていた。今回は大きな心配はない」。本番の10日に向け、表情は明るかった。

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2014年2月4日のニュース