ジャンプ女子W杯6日初戦 高梨「楽しみにしていた」

[ 2013年12月5日 17:16 ]

W杯ジャンプ今季初戦が行われる会場で練習する高梨沙羅

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は6日にリレハンメルで男女2人ずつが飛ぶ混合団体で初戦を迎える。7日には個人第1戦が行われ、日本のエース高梨沙羅(クラレ)のソチ冬季五輪に向けたシーズンが本格化する。17歳の昨季個人総合女王は「試合をずっと楽しみにしていた」と待ち切れない様子だ。

 現地での4日の初練習では「最初が良ければ、その後もいい感触を持って飛んでいける」と1回目を最重要視した。ヒルサイズ(100メートル)に迫る98メートルでテレマークも入れ、2回目には101メートルまで伸ばした。その後の2回は助走のスタート位置を下げたこともあってK点(90メートル)付近にとどまったが順調な調整ぶりを示した。

 11月下旬からラムソー(オーストリア)で行った約1週間の事前合宿では「板を滑らす感覚が似ている」という距離スキーで体を動かし、雪上での初ジャンプに臨んだ。合計で30回以上飛び「かなりいい内容が多かったので、いい気持ちのまま乗り込むことができた」と感触は上々のようだ。

 この夏にはグランプリで総合2連覇するなど、強さは健在。W杯に向けた具体的な目標は語らず「全力で一回一回を飛ぶ」ことを課題に挙げた。(共同)

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2013年12月5日のニュース