ソチ五輪薬物検査所の認定 WADA暫定取り消し 信頼性保てず

[ 2013年11月20日 05:30 ]

 世界反ドーピング機関(WADA)は、ソチ冬季五輪で使用されるモスクワの薬物検査所の認定を暫定的に取り消した。

 検査の信頼性を保てないことが理由とされており、12月1日までに新たなプログラムを導入しなければ、6カ月の認可停止処分とすると発表。この検査所はソチ五輪で選手の血液検査や尿検査を担当する予定だが、処分が長期化した場合には五輪運営に大きな影響を与えることになる。

 WADAはすでに16年夏季五輪を開催するリオデジャネイロの検査所の認定も却下。この施設を利用するはずだったサッカーW杯ブラジル大会では検査のサンプルをスイスまで空輸する緊急事態に追い込まれており、五輪開催国の“不備”を懸念する声が続出している。

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2013年11月20日のニュース