遼と松山がそろって練習　３１日開幕ＨＳＢＣチャンピオンズ

練習ラウンドを一緒に回った松山英樹（左）と石川遼

　男子ゴルフの世界選手権シリーズで、米ツアーを兼ねるＨＳＢＣチャンピオンズの開幕を２日後に控えた２９日、会場の上海の余山国際ＧＣ（パー７２）で石川遼と松山英樹が同組で練習ラウンドし、９ホールを回った。石川はショットが安定しており「この時期はもともと得意。優勝争いできる位置につけたい」と意気込んだ。

　開幕戦で松山が３位に入り、石川は２戦目で２位となった。米ツアー初勝利をどちらが先に挙げるかに注目が集まるが、石川は「どちらが先に行くかより、将来的にいつも優勝争いできるように。あいつにできるなら俺も、とお互いに思っているはず」と、心地よいライバル関係を楽しんでいる様子だ。

　今大会は２０１０年以来の出場で「グリーンが硬く、難しくなっている。しっかりパーオンしていかないといけない」と注意点を挙げた。

　前週、背中に痛みが出て調子を落としている松山は「不安がなくなるほどは良くなっていない。試合までにどれくらい戻せるか」と、すっきりしない様子。それでも、人気選手のセルヒオ・ガルシア（スペイン）と予選ラウンドを同組で回ることが決まり「楽しみです」と目を輝かせた。