ソチ五輪開幕まで30日であと100日 大統領準備は遅れ否定

[ 2013年10月29日 19:42 ]

28日、ロシア南部ソチのアドレル駅で行われた新駅舎の完成式典であいさつするプーチン大統領

 来年2月7日に開幕するソチ冬季五輪まで30日で100日。聖火リレーはスタートから3週間が過ぎ、北極点にも到達した。西側諸国がボイコットした1980年モスクワ夏季五輪以来、ロシアで2度目となるスポーツの祭典が着実に近づいてきた。

 ソチ市内の学校では29日、五輪に向けた機運を高める催しとして、ロシア・オリンピック委員会のジューコフ会長や過去のメダリストが五輪の歴史などを伝える特別授業を行った。

 28日には会場視察などのためにソチ入りしたプーチン大統領と国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ新会長が会談。大統領は「大多数の施設は事実上、準備ができた」と準備の遅れを否定し、バッハ会長も「五輪が高いレベルで開催されると確信している」と述べた。

 開閉会式や氷上競技の会場が集まる黒海沿岸の五輪公園と、スキーなど雪上競技の舞台となる山間部の約50キロを30分で結ぶ鉄道も完成。11月1日から列車が運行する予定だ。(共同)

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2013年10月29日のニュース