水着素材の山本化学 東京五輪へジュニア支援

[ 2013年9月19日 19:44 ]

 競泳水着の素材を製造する山本化学工業(大阪市)は19日、2020年東京五輪に出場を目指すジュニア世代の選手に支援を行うと発表した。

 国体やインターハイといった大会で優秀な成績を収めた小中高校生から申し入れを受け、審査で認めた場合、山本化学の製品を製造原価程度の価格で提供する。スポーツ医学の専門家らによるアドバイスも原則無料で受けられる。

 記者会見した山本富造社長は「7年後にトップアスリートを目指す人たちをサポートしていきたい。今から準備しても早すぎることはない」と強調した。

 山本化学はまた、厚みが0・3ミリと従来品の半分程度の水着素材を発表した。軽量化を図り、水中の抵抗を抑制。この素材を使った国内水着メーカーなどの製品が国際水泳連盟(FINA)の承認を得たという。

 山本化学は「高速水着」の素材を開発し、話題になったが、同素材が使用禁止となったため、新たな素材の開発を重ねている。

 ジュニア世代支援に関する問い合わせは山本化学、電話06(6751)6134。

続きを表示

2013年9月19日のニュース