スエマエ逆転敗退 ペア最後の国際大会 ヨネックスOP

[ 2013年9月19日 06:00 ]

女子ダブルス1回戦で敗退した末綱(右)、前田組

 バドミントンのヨネックス・オープン・ジャパン第2日は18日、東京体育館で各種目の1回戦が行われ、女子ダブルスで日本代表を引退する末綱聡子が前田美順(以上ルネサス)と組む最後の国際大会でインドネシアのペアに1―2で敗れた。女子シングルスでは予選を勝ち上がった福井・勝山高1年の山口茜らが勝った。男子シングルスでは田児賢一、桃田賢斗(以上NTT東日本)らが初戦突破した。

 試合を終えると、末綱は泣きじゃくる前田の頭をぽんぽんと叩き「ありがとう」と声をかけた。スエマエ最後の国際大会は、1時間42分にも及ぶ大熱戦の末に逆転負け。末綱は「自分たちのプレーはできた」とすがすがしい表情を浮かべた。

 結成から約9年半。互いに認め合いつつもぶつかり合ってきた。そのたびに絆を強め、08年北京五輪4位などの結果を残した。会見では2人とも涙を浮かべ、末綱は「つらい思いもさせたが、文句も言わず我慢して付いてきてくれた」、前田は「かなり文句も言ってきた。下のくせに言うことを聞かなくて…」と声を絞り出した。名コンビが第一線から姿を消した。

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2013年9月19日のニュース