全柔連上村会長8月辞任 不祥事相次ぎ引責 執行部退陣

[ 2013年7月30日 17:24 ]

全日本柔道連盟の上村春樹会長

 暴力指導問題や助成金不正受給など不祥事が相次いだ全日本柔道連盟(全柔連)の上村春樹会長が8月中に引責辞任することが30日、決まった。東京都文京区の講道館で開かれた臨時理事会で、藤田弘明、佐藤宣践両副会長、小野沢弘史専務理事、村上清事務局長を含めた執行部が辞めると表明した。

 理事会後の臨時評議員会で協議された、会長を含めた23理事の解任動議は否決された。今後は執行部の後任選びに取り掛かる。

 全柔連は1月末に女子代表での暴力指導問題が表面化。その後も不祥事が続き、そのたびに上村会長の進退が問われたが、組織改革に専念するとの理由で続投した。だが7月23日、公益財団法人としての全柔連を監督する内閣府から8月を期限とする事実上の辞任勧告を受け、10月をめどとしていた辞任時期を前倒しせざるを得なかった。

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2013年7月30日のニュース