千代丸が新十両に昇進 史上17組目の兄弟関取誕生

[ 2013年7月25日 06:00 ]

十両昇進が決まり、弟の千代鳳(右)とポーズをとる千代丸。中央は九重親方

 日本相撲協会は24日、名古屋市内で大相撲秋場所(9月15日初日・両国国技館)の番付編成会議を行い、若三勝改め照ノ富士(21=伊勢ケ浜部屋)と、千代丸(22=九重部屋)が新十両に昇進した。照ノ富士は入門した間垣部屋の閉鎖に伴い3月に移籍した。千代丸は十両・千代鳳の兄で、史上17組目の兄弟関取が誕生した。再十両は明瀬山(28=木瀬部屋)、北はり磨(26=北の湖部屋)、千代皇(22=九重部屋)の3人。

 千代丸は十両・千代鳳の兄で、04年秋場所の露鵬、白露山以来9年ぶり17組目の兄弟関取となった。師匠・九重親方(元横綱・千代の富士)と会見した千代丸は「夢の第一歩がかなった」と話した。昨年初場所で弟が関取に昇進した際には「最初はうれしかったけど、すぐに悔しくなった」と振り返った。師匠が「やる気を出せ」と弟の付け人に指名し発奮した。10年4月に鹿児島の実家が火事で消失。家族は今も借家暮らしを続ける。「弟と2人で家を建てたい」と目標を掲げた。

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2013年7月25日のニュース