登坂、金メダル！１９歳ホープ“世界”へ大きな一歩

　ロシア・カザニで行われているユニバーシアード夏季大会第８日、１３日はレスリングが女子で４階級があり、４８キロ級は世界選手権（９月・ブダペスト）代表の登坂絵莉（至学館大）が決勝でアゼルバイジャン選手に勝ち、金メダルを獲得した。５５キロ級の村田夏南子（日大）は敗者復活戦を経て３位決定戦に進み銅メダル。１２日の卓球団体女子決勝で石垣優香、鈴木李茄、根本理世の日本は台湾を３―０で破り優勝した。笠原弘光、吉村真晴、上田仁の男子は中国に敗れ２位だった。陸上男子４００メートルリレーの日本（山県、原、与那国、飯塚）は３９秒１２で銀メダル。

　レスリング女子４８キロ級の登坂は身長１メートル５２の体を低く保ち、軽快なフットワークで素早い攻撃を仕掛けた。「ここで負けたら世界選手権で金メダルを獲ることができない」との心構えでマットに上がり、きっちりと頂点に立った。ロンドン五輪優勝後に引退した小原日登美さんの後継者として、昨年の世界選手権では銀メダルを獲得した。女子の栄監督は「（ユニバーシアードは）層は厚い。勝ち抜くことが五輪や世界選手権で活躍するために必要」と位置づけていたが、１９歳が着実に一歩階段を上った。（共同）