五輪の東京招致で協力 猪瀬都知事とNY市長

[ 2013年4月17日 23:14 ]

 ニューヨーク市を訪問中の猪瀬直樹東京都知事は16日、ブルームバーグ市長との会談後に記者会見し、2020年夏季五輪を東京に招致するため、姉妹都市である同市と協力していくことで一致したと明らかにした。

 五輪招致について、ブルームバーグ氏は「東京のために協力を惜しまない」と支援を約束した。米国は同年の夏季五輪招致にはどの都市も立候補していない。猪瀬知事は「最先端の都市には安心安全や緻密な交通網など共有する課題がある」と述べ、先進都市としての基盤整備などで両市が協力を強化することが五輪招致にもつながるとの考えを強調した。

 猪瀬知事は、1912年に東京市(当時)からニューヨーク市に桜が贈られて約100年が経過したことを記念し、日本三大桜の一つ、福島県三春町の「三春滝桜」の種子を同市に寄贈した。

 また猪瀬知事はセントラルパークでジョギング後、米ボストンの連続爆破テロについて「テロ行為で死者が出ることは非常に残念」と述べた上で、「東京の安全については少しも気を許すことなく(20年夏季五輪に向けて)考えていかなければならない」と話した。(共同)

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2013年4月17日のニュース