南條ジャパン初戦 気合の張り手「要望あれば」解禁

[ 2013年4月17日 06:00 ]

アジア選手権に出発した(右から)南條監督、石川、阿部、宇高

 柔道の日本代表が16日、アジア選手権(19~21日、タイ・バンコク)に向けて出発した。3月に就任した南條充寿女子代表監督(40)にとっては初陣となる。

 この日成田空港に現れた女子選手はこれまでと違いスーツ姿だった。以前の服装は自由だったが、男子代表にならって合宿の集合時などはスーツ着用が条件。南條監督は「常に見られている意識を持つことが大事」と代表としての自覚を求める。男子の井上康生監督とも連携を密にし、5月以降には世界選手権の男女代表と所属の指導者を集めた“代表サミット”を開催予定。独自調整の要望などを吸い上げる場も提供する。

 今大会では周囲の目を恐れずに“叩く”こともいとわない。2月の欧州遠征では、選手から気合の張り手を求められたコーチが遠慮して手を出せないこともあった。だが、南條監督は「要望があれば応える。頑張れという意味があれば、遠慮する必要はない」と自らの姿勢を語った。

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2013年4月17日のニュース