ボストン・マラソン トップ選手は爆発の前にゴール

[ 2013年4月17日 06:00 ]

2時間10分22秒で優勝した男子のレリサ・デシサ

ボストン爆破テロ

 ボストン・マラソンに出場のトップ選手は爆発の前にゴールしていたため影響はなかった。男子は23歳のレリサ・デシサ(エチオピア)が2時間10分22秒で初優勝、女子はリタ・ジェプトゥー(ケニア)が2時間26分25秒で7年ぶりに制した。

 日本勢では男子で谷川智浩(コニカミノルタ)が2時間16分57秒で13位、女子で矢野由佳(キヤノンAC九州)が2時間35分46秒で16位に入ったのが最高だった。車いすの部の男子は山本浩之が1時間25分32秒で勝ち、洞ノ上浩太が3位だった。

 谷川が所属するコニカミノルタは16日、現地に同行している陸上部の磯松大輔監督(39)から無事を報告する連絡があったことを明らかにした。爆発が起きた時は既に宿泊するホテルに戻った後だったという。矢野が活動するキヤノンAC九州は短文投稿サイトのツイッターで選手や関係者の無事を報告した。

 ▼ボストン・マラソン 1897年4月に初開催された世界最古の市民マラソン大会。前半は下り坂で、30キロ以降は長い心臓破りの坂が続く。各国から約2万5000人が参加。1981年と87年には瀬古利彦氏(現・DeNAランニングクラブ総監督)が優勝するなど、日本人には、なじみ深い。

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