ほかの“クロ”認定24人に「対応していきたい」も…

[ 2013年4月4日 06:00 ]

蒼国来の裁判で控訴を断念する会見した八角広報部長(左)と宗像氏

蒼国来の現役復帰決定

 相撲協会は8日以降にも、危機管理委員会の調査部会で一連の八百長問題を検証することを示唆した。危機管理委員長を務める外部理事の宗像紀夫氏(元東京地検特捜部長)は「こんな薄い証拠で処分していいのかという内容だった」とずさんさを厳しく指摘。「調査は適正だったのか検証したい」と意向を明かした。

 必要とあれば、調査に当たった特別調査委員会のメンバーや放駒前理事長(元大関・魁傑)を呼んで事情聴取をする。宗像委員長は蒼国来以外の“クロ”認定された24人の元力士、親方についても「申し出があれば親切、丁寧に対応していきたい」と呼びかけたが、退職金を受け取って引退した元力士たちは既に第二の人生を歩んでおり、反応は複雑。学生相撲出身の元幕内力士は「現時点では、何もない」。元十両力士も「蒼国来は応援したいが…」と多くを語らなかった。

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2013年4月4日のニュース