白鵬「よく我慢した」蒼国来復帰を歓迎

[ 2013年4月4日 16:12 ]

 大相撲の横綱白鵬は4日、東京都墨田区の宮城野部屋で取材に応じ、2011年の八百長問題で解雇されながら地位確認訴訟で勝訴し、7月の名古屋場所から復帰する幕内蒼国来を「よく闘った。よく我慢した。よく貫いた。戻ってきてよかった」と歓迎した。

 法廷闘争を続けた蒼国来を「本当にたくさんの涙を流したと思う」と気遣う。長いブランクが及ぼす相撲内容への影響について「自分は稽古を一日休んだだけでも不安になるから、2年間は全く想像がつかない」と言い、「新入幕のころの気持ちを思い出し、これからまた始まるんだという気持ちで精進してほしい」とエールを送った。

 2年前に日本相撲協会が大量追放を断行した際、白鵬は力士会の会長としても複雑な感情を抱いていた。「協会はどこかでかみ合わせが狂い、ちょっとずれていた。それを埋めたと思う」と話した。

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2013年4月4日のニュース