国際レスリング連盟会長が退任、理事会で信任投票も否決

[ 2013年2月16日 12:17 ]

国際レスリング連盟理事会に臨むマルティネッティ会長

 五輪競技からの除外問題で揺れる国際レスリング連盟(FILA)のマルティネッティ会長(スイス)の退任が16日、決まった。福田富昭副会長によると、タイ南部のプーケットで開かれた理事会で信任投票が行われ否決された。新体制を協議する。

 2020年五輪での存続のための方策が緊急の課題となった理事会を途中退席したマルティネッティ会長は報道陣に、ロシア連盟などから今回の事態の責任を取る形での辞任を求められたと述べ、辞意を表明した。「会長としてとどまりたいが、私の一存で決められることではない」と話した。

 国際オリンピック委員会(IOC)が12日に20年五輪の中核競技からレスリングを除外し、同五輪は実施27競技が確定した。最後の1枠を野球とソフトボール、空手、スカッシュなどの7候補とレスリングで争う。(共同)

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