金井13カ月ぶり復帰!サントリー開幕11連勝

[ 2012年12月16日 06:00 ]

ラグビートップリーグ サントリー38-7NTTコミュニケーションズ

(12月15日 秩父宮)
 既にプレーオフトーナメント進出を決めているサントリーはNTTコミュニケーションズを38―7で下して開幕11連勝を飾った。3位のパナソニックは九州電力に76―35で圧勝。WTB山田章仁(27)は2トライを決めて今季18トライとし、リーグ戦シーズン最多トライ記録まで残り2戦で1本に迫った。リコーに14―44で負けたNTTドコモは開幕11連敗で13位以下が決定し、入れ替え戦出場が決まった。

 2連覇を狙うサントリーに頼もしい男が復活した。元日本代表プロップ金井健雄(28)が左膝前十字じん帯断裂の大ケガを負った昨年11月13日の同カード以来の先発復帰。FWの第1列としてスクラムを安定させチームにリズムをもたらした。後半12分に強烈なタックルから相手ボールをターンオーバーし、CTB平がダメ押しトライ。3月上旬に手術した金井は同19分までプレーし「復活に希望の光が見えた」と笑顔で話した。

 母校の群馬・太田高が今年初めて花園出場を決めたのも励みになった。1907年(明40)11月創部のラグビー部にはしばしば顔を出し、学校には自身の日本代表のジャージーも飾ってある。悲願を達成した後輩たちには早速、ボール6個とスクイーズボトル12個を差し入れ。金井は「僕も負けてられない。プレーオフでしっかり結果を出して、1年間休みをもらったチームに恩返しをしたい」と意気込んだ。

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2012年12月16日のニュース