諸見里 地元で不振脱却だ!「こういう時こそ元気を」

[ 2012年10月17日 06:00 ]

チャリティーイベントでデモストレーションを行う諸見里しのぶ

マスターズGCレディース

(10月19日 兵庫・マスターズゴルフ倶楽部)
 神戸市在住の諸見里しのぶ(26=ダイキン工業)が地元で息を吹き返す。最近8試合で7度の予選落ちと不振に苦しむツアー優勝9度の実力者。「練習ラウンドでは調子がいいのに試合に入ると簡単に3パットしたり、崩れたりして焦ってしまう」と悪循環にはまっているという。

 結果の出ない日々にいらだちも顔に出ていたが、予選落ちした前週に悟った。20歳の成田が逆転優勝するなどイキのいい新鋭に共通するのは希望に満ちあふれた顔つき。「若手を見ていたら、落ち込んでいる自分は良くないなと。どっちに運がいくかと考えたら、元気な方に傾くと思う。こういう時こそ元気を出したい」と前を向いた。

 この日はアウトの9ホールをラウンドしてから、チャリティーサイン会に参加。ファンとの写真撮影にも満面の笑みで臨んだ。今大会は兵庫県三木市のコースまで自宅から通えるとあって応援の声も格段に多い。両親も出身地の沖縄から駆け付ける予定。「今の自分を受け入れてシンプルなゴルフをしたい」。復活を告げる舞台は整った。

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2012年10月17日のニュース