川内ショック!来年世界選手権で「団体戦」消滅…

[ 2012年10月17日 06:00 ]

 公務員ランナーの最大目標が消えた…。日本陸連は16日、世界選手権と併催されていた男女マラソンのW杯が、来年8月のモスクワ世界選手権では実施されないことを発表した。

 W杯は各国上位3人の合計タイムで争う団体戦で行われ、昨年の大邱(テグ)大会では公務員の最強市民ランナー・川内優輝(25=埼玉県庁)ら日本男子が銀メダルを獲得。W杯ではメダルを授与されるが、世界選手権のメダル数にはカウントされない。

 川内はモスクワ世界選手権出場を目指し、12月2日の福岡国際マラソンに出場する。「団体のメダルは意味がないって言う人もいるけど、僕は価値があると思う。日の丸をメーンポールに掲げたい」と目をギラつかせていただけに、団体戦がなくなることはショックだ。9月13日に国際陸連から各国に通知があり、日本陸連はその後の大会などで各チームの選手や監督に説明したが、川内とは接触できていないという。陸連幹部は「(好物の)カレーをたくさん食べて元気を出してほしいね」と川内を気遣っていた。

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2012年10月17日のニュース