沖縄で初の日本一決定戦 「AON」そろい踏みで盛り上げ

[ 2012年10月10日 19:03 ]

日本オープン

(沖縄・那覇GC)
 本土復帰40周年に合わせ、沖縄に一流ゴルファーの戦いが帰ってきた。沖縄県で初めて開催される日本オープン選手権に向け、タイトル獲得に闘志を燃やすベテラン藤田寛之は「風で難しさが変化する、沖縄の特徴が出ている」とコースの難しさを口にしたあと「ゴルフの普及や、知ってもらうという意味で非常にいい」と競技の広がりをもたらす意義を強調した。

 沖縄県では2007年に国内三大大会の日本プロ選手権を行ったのが最後。03~06年シーズンにはツアーのアジア・ジャパン沖縄オープンが行われ、地元出身の宮里聖志が05年(04年12月開催)に優勝、06年大会(05年12月開催)には妹の宮里藍が挑戦して話題となったが、その後は資金難で中止となっている。

 それだけに、地元も盛り上げに必死だ。今回は特別承認で青木功、尾崎将司、中嶋常幸の「AON」が顔をそろえた。これも県側から「沖縄のファンは一堂に会したところを見たことがないから、是非」との要望に日本ゴルフ協会がこたえて実現した。

 練習日のこの日も、翌日の開幕を待ち切れないギャラリーが会場の那覇GCを訪れたほか、青木、中嶋に宮里聖志、優作の4人がジュニア・レッスンを行うイベントを開催。熱い指導に40人の子どもたちが耳を傾けた。

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2012年10月10日のニュース