尖閣影響?中国選手がヨネックスOP参加取りやめ

[ 2012年9月18日 18:37 ]

 バドミントンの国際大会、ヨネックス・オープン・ジャパンが18日、東京・国立代々木競技場で開幕し、参加を予定していた中国選手が全員出場を取りやめる異例の事態となった。日本バドミントン協会関係者によると「中国政府の方針」が理由で、尖閣諸島国有化の影響とみられる。

 中国協会は世界バドミントン連盟に「今の情勢では日本に派遣することはできない」と説明したという。

 中国からはロンドン五輪男子ダブルスで金メダルを獲得した蔡贇、傅海峰組や男子シングルス銅メダルのシン・リュウら、8月10日の時点で30選手がエントリーしていた。9月上旬の組み合わせ抽選の時点でも22選手が出場予定だったが、14日に全選手が欠場するとの連絡が入った。

 大会は五輪や世界選手権に次いで格の高いスーパーシリーズの一つ。年間12大会が実施され、世界屈指の実力を誇る中国勢は通常は全大会に参加している。日本協会の今井茂満事務局長は「スポーツにここまで影響するのは残念」と話した。

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2012年9月18日のニュース