国立大初優勝へ!筑波大、5年ぶり白星発進だ

[ 2012年9月17日 06:00 ]

関東大学ラグビー

(9月16日)
 対抗戦Aグループは3試合が行われ、初の大学選手権優勝を目指す筑波大は慶大を36―12で下し、07年(慶大32―5)以来5年ぶりに初戦を白星で飾った。慶大は08年(日体大19―24)以来4年ぶりの黒星発進。帝京大は青学大から16トライを奪って5年ぶりの3桁得点となる100―0の大勝で、開幕2戦連続の完封勝ち。初戦の明大も立大から14トライを決めて96―0と大勝した。

 筑波大が過去10年で1勝9敗と鬼門だった対抗戦初戦をクリアした。チームを率いて8季目の古川拓生監督(43)は5年ぶりの白星発進に「選手はディフェンスと接点でしっかりやりきってくれた。これからつなげないといけない」。好発進で今季の戦いに手応えを感じた。

 前半は苦しんだ。開始48秒で先制したが、前半10分に一瞬の隙を突かれて同点。ノックオンなど細かいミスが出たが、個の強さで圧倒して快勝につなげた。FB内田啓太主将は「ミスが出ても焦らず対応できるようになった」と胸を張った。

 4年前に有望な新人が大量入部した。来季は彦坂兄弟(トヨタ自動車)、FWの鶴谷、山崎(NTTコミュニケーションズ)、CTB中鶴、ロック園中(九州電力)と6人がトップリーグ入り。戦力が充実している。

 昨季の大学選手権初の4強も自信になった。「練習中に4年生の口から初めて日本一という言葉が出るようになった。いいスタートを切れてよかった」と日本代表SH内田啓介(3年)。国立大初優勝へ好発進した。

続きを表示

2012年9月17日のニュース