美香、厳しく険しいメジャー制覇への道のり

[ 2012年9月17日 06:00 ]

第3ラウンド、3番でバーディーを逃した宮里美

USLPGAツアー 全英リコー女子オープン最終日

(9月16日 英国ホイレーク ロイヤル・リバプールGC=6660ヤード、パー72)
 36ホールの最終日は第3ラウンドから始まり、6打差の3位から出た宮里美香(22=NTTぷらら)は72と足踏み、第4ラウンドは77と崩れ、通算2オーバーで4位に終わった。宮里藍(27=サントリー)は一ノ瀬優希(23=加賀電子)とともに通算11オーバーの26位。前週の米ツアーを制した申ジエ(24=韓国)が通算9アンダーの279で優勝した。

 メジャー制覇への道のりはやはり険しかった。36ホールで行われる最終日。宮里美は根気強く難コースに向き合った。2番でグリーン手前からパターで狙った3打目が寄らずにボギー。その後も1つボギーを叩いたが、ここから反撃態勢に入った。7、8番と12、13番で連続バーディーを奪うと15番パー3では30センチにつけるスーパーショットを見せて楽々とバーディーを奪った。

 首位の申ジエにこの時点で4打差と迫ったが16番でボギー、さらに17番ではまさかのダブルボギーで第3ラウンドは7打差の4位に後退して終えた。昨年の全米女子オープンでも最終日最終組で36ホールを経験。その時は3ラウンド目で5位に失速した。しかし、「もう緊張することはないと思う。いろいろ経験したから」と話していたとおりすぐに気持ちを切り替えた。

 中止となった第2日に匹敵するほどの風が吹き出した最終ラウンド。さらに厳しい条件となった。1番でボギーを叩いたものの、その後はパーを続け9番を終えた時点で通算2アンダー。しかし、10、11番で連続ボギー、12番ではダブルボギーと崩れ、4位まで順位を落とした。

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2012年9月17日のニュース