サオリン、成長のための選択「世界見たい」と決断

[ 2012年7月10日 18:18 ]

木村沙織 トルコへ移籍

 もともと海外志向のなかった木村沙織が海を渡る決断をした。「バレー人生もそんなに長くない。一度は世界を見てみようと思った」。現在のトルコ・リーグは世界屈指のレベルで、成長のために環境を変えるのが最適と判断した。

 トルコでは昨季、韓国のエース金軟景がプレーし、大型選手の中でもまれて格段にスケールアップ。日本協会の森田強化事業本部長は「今回の挑戦は日本のバレー界にとっていいこと」とみる。

 ワクフバンクの監督はグイデッティ氏。ドイツ代表も率いる理論派だ。「ドイツはサーブが良く、レシーブでつなぐ日本に似た粘りのバレーをする。監督の下で勉強したい」と木村。自らのスタイルを磨くにはうってつけだ。

 日本の女子選手では過去に高橋や荒木がイタリア、栗原がロシアでプレーしたが、慣れない環境で力を出し切ったとは言い難い。それでも東レの菅野監督は「木村はうまく自分の持ち味を出していく能力にたけている」と適応力は高いとみている。

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2012年7月10日のニュース