末続、姿見せず欠場…五輪消滅、進退は「会社と相談して」

[ 2012年5月21日 06:00 ]

 陸上の東日本実業団選手権最終日は20日、埼玉県・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われ、男子200メートルは高瀬慧(富士通)が20秒80で2連覇した。約4年ぶりに国内主要大会に復帰した末続慎吾(ミズノ)は欠場し、ロンドン五輪代表入りの可能性がなくなった。女子100メートルは渡辺真弓(東邦銀行)が11秒74で、3年ぶり4度目の優勝。男子ハンマー投げは土井宏昭(流通経大職)が69メートル17で10連覇した。男子5000メートル(タイムレース)はジョナサン・ディク(日立物流)が13分33秒58で優勝し、東洋大時代に箱根駅伝で活躍した柏原竜二(富士通)は14分9秒57で14位だった。

 前日の男子100メートル決勝で左脚付け根を痛めた末続は200メートルを欠場し、競技場に姿を見せなかった。ロンドン五輪代表の最終選考会である日本選手権出場を逃したことで4大会連続の五輪出場が消滅した。所属先のミズノ広報を通じ「残念だが、皆さんの前でレースができるまで回復でき、うれしく思う」とコメントを発表した。自らの進退については「会社と相談して決めていきたい」と明言を避けた。

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2012年5月21日のニュース