19歳の八木、水落らをロンドン五輪代表に追加

[ 2012年5月12日 18:44 ]

 日本重量挙げ協会は12日、ロンドン五輪代表を発表し、女子53キロ級の八木かなえ(19)=金沢学院大=と同48キロ級の水落穂南(19)=平成国際大、男子105キロ超級で祖父が英国人の太田和臣(25)=九州国際大職=が新たに決まった。いずれも初代表。

 五輪には既に代表に決まっていた女子48キロ級の三宅宏実(26)=いちご、同75キロ超級の嶋本麻美(24)=金沢学院大職=を合わせ5選手が出場する。三宅は6位だった北京五輪後に53キロ級で出場していたが、よりメダルに近い48キロ級に戻した。

 東京都内で記者会見した日本協会の篠宮稔専務理事は、三宅に「メダルを狙える。ロンドンで花開くと確信している」と期待を寄せ、全選手の8位入賞を目標に掲げた。

 女子は昨年11月の世界選手権で4枠、男子は先月のアジア選手権で1枠の出場枠を獲得。三宅と嶋本は世界選手権入賞の実績で先に代表に決定し、残りは4月の全日本選手権などの記録を基に、この日の理事会で選出した。

 ◆八木 かなえ(やぎ・かなえ)女子53キロ級で4月の全日本選手権初優勝。48キロ級で09年世界選手権10位。兵庫・須磨友が丘高出、金沢学院大2年。152センチ、53キロ。19歳。兵庫県出身。

 ◆水落 穂南(みずおち・ほなみ)女子48キロ級で09年と今年の全日本選手権優勝。10年世界ジュニア選手権で銅メダル。埼玉栄高出、平成国際大2年。148センチ、48キロ。19歳。埼玉県出身。

 ◆太田 和臣(おおた・かずおみ)男子105キロ超級で10年広州アジア大会、11年世界選手権代表。4月の全日本選手権で6連覇。祖父は英国人。九州国際大出、九州国際大職。183センチ、145キロ。25歳。福岡県出身。

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