森田、上々発進!“綾子の教え”で4差3位

[ 2012年5月12日 06:00 ]

初日、1アンダー3位タイでホールアウトした森田

女子ゴルフツアー フンドーキン・レディース第1日

(5月11日 福岡県福岡市 福岡カンツリー倶楽部和白コース(6384ヤード、パー72))
 アンダーパーがわずか6人と各選手がスコアを伸ばせない中、岡本綾子の門下生・森田理香子(22=リコー)が1アンダーの71とまとめ首位に4打差の3位につけた。2週連続優勝を狙うアン・ソンジュ(24=韓国)も3位につけている。首位は67で回ったフォン・シャンシャン(22=中国)。横峯さくら(26=エプソン)、上田桃子(25=フリー)はイーブンパーの7位にいる。

 プロ通算61勝の岡本の教えを胸に、上々のスタートを切った森田が納得の表情を見せた。「風が強くて、グリーンも硬くピンポジションも難しかった。その中でアンダーパーで回れて良かった」。2番でボギーとつまずいたものの、3番パー4で残り90ヤードからの第2打を60センチにつけバーディー。9、12番でもバーディーを決め、スコアメークに苦しむ選手が多い中で「程よく全部が良かった」と振り返った。

 10年の大塚家具レディースでツアー初優勝を飾り飛躍が期待されたが、昨年はCATレディース2位、森永製菓ウイダーレディース3位とあと一歩優勝に手が届かなかった。今季もなかなか優勝争いには絡めなかったが、通算2アンダーで15位だった前週のワールド・レディースの時に岡本からもらった“金言”が転機になった。

 「ショットから全てイメージをつくりなさい」と、自分の打ちたい球をイメージしてアドレスに入るようにすれば、内容も良くなるとアドバイスを受けたという。首位のフォン・シャンシャンとは4打差も「何が起こるか分からないコースだから」と逆転の手応えを口にしていた。

 ▼1位 フォン・シャンシャン 風の計算がうまくいった。グリーンを外したのは3ホールだけだった。(5バーディー、ボギーなしの67)

 ▼3位 アン・ソンジュ 風が強くてボールが止まらず攻撃的なゴルフができなかった。パットもうまくいかなかった。(2週連続優勝を狙う)

 ▼7位 森田遥 大きなトラブルがあったのに72で回れたので、2日目はもっといけるかなと思います。(高松中央高1年の15歳)

 ▼25位 有村智恵 くだらないボギーを打ってしまった。17番で100ヤードからバンカーに入れて目玉にしてしまった。こういうゴルフをしていてはダメ。(74と出遅れ)

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2012年5月12日のニュース