猫ひろし カンボジアにもたらした経済効果…「カネで国籍買った」の声も

[ 2012年5月10日 12:41 ]

FMの出演を終え、スタジオを後にする猫ひろし

 ロンドン五輪男子マラソンのカンボジア代表に選出されながら、国際陸上競技連盟に参加資格を満たしていないと判断され、出場できなくなったお笑いタレントの猫ひろし(本名・滝崎邦明、34)。カンボジア・オリンピック委員会が、猫を代表に選んだ理由は競技以外の部分にもあった。

 昨年6月に第1回が開催されたプノンペン国際ハーフマラソンで、猫は関連会社とともに大会スポンサーに名を連ねた。同委員会のワット・チョムラーン専務理事は「(関連会社から)第2回となる今年は2万~3万ドル(約160万~240万円)の供与を約束してもらっている」と話す。1人当たりの国民総所得が年間760ドル(約6万800円)のカンボジアでは大金で、猫がもたらす“経済効果”に恩義を感じていたとしても不思議でない。

 一方で北京五輪にカンボジア代表で出場したヘム・ブンティンが「彼はカネで国籍を買った」と話すなど批判的な目があるのも事実。猫の五輪再挑戦宣言がカンボジア国内でどんな波紋を広げるのか注目される。

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2012年5月10日のニュース