藤原新　２０００万円＋必要経費　さらにメダル獲得なら…

ミキハウスと所属契約を結んだ藤原は木村社長から贈られた子供服を手に笑顔

　ビッグ契約を勝ち取った。ロンドン五輪の男子マラソン代表・藤原新（３０）が９日、都内で子供服大手のミキハウスとの所属契約を発表した。

　無所属で活動してきた藤原だが、同社とは２０００万円（推定）の１年契約。しかも、五輪までの必要経費は年俸とは別に同社が全額サポートするという。藤原は「プロとして気持ちが引き締まる。しっかり結果を出したい」と力を込めた。

　ミキハウスの木村皓一社長（６７）は、プロとしてマラソンで勝負する藤原の姿勢を高く評価。「メダル獲ったら、そりゃポケットマネー出すわ」とボーナスも明言。同社長は知人と共同でＪＲＡの競走馬を所有し、６日の東京競馬ではステキナシャチョウ（牡５歳）が日吉特別で優勝した。馬名登録が終わっていない２歳馬がおり、「アラタナシャチョウって名前にするのもええなぁ！」と話すほど藤原にほれ込んでいる。最強援軍の後押しを受けて、３０歳が夢舞台へ疾走する。