松山12アンダーで“優勝”プロの部Vの池田上回る

[ 2012年5月7日 06:00 ]

1番、大勢のギャラリーの前でティーショットを放つ松山英樹。右奥は中井貴一

ザ・レジェンド・チャリティープロアマトーナメント

(5月6日 千葉県佐倉市 麻倉ゴルフ倶楽部=プロ6941ヤード、シニア、アマ6489ヤード、パー72)
 プロ28人、著名人28人と一般アマチュア55人が参加した2日間大会で松山英樹(20=東北福祉大3年)が通算12アンダー、132で“優勝”した。特別参加のために参考扱いだが、初日の67に続き、この日もボギーなしの7バーディー、65と伸ばした。プロの部は池田勇太(26=日清食品)が通算10アンダーで優勝、石川遼(20=パナソニック)は通算4アンダー、11位に終わった。

 日本のトッププロが集まる中、最高のスコアを叩き出したのはリーダーボードに名前のない松山だった。5番でバーディーを奪うと7番からは3連続バーディー。後半も17番で6メートルをねじ込むなど3バーディーを奪った。プロの部優勝の池田を2打も上回り「自分の名前がボードにあればプロももっと伸ばしたと思う」と言いながらも、「うれしいです」と笑顔を見せた。

 既にツアー優勝経験のある松山はアマでは力が抜けており特別参加の扱い。成績はつけずにレギュラーティーで回った。マスターズに比べてスタンスを狭くしたパッティングが奏功。この日もストロークが安定し、「これだけ決まればマスターズでも(来年の出場権を得られる)16位に入れた」というほどの手応えを得た。最強のアマは「もっと精度を高めたい」と一層のレベルアップを誓った。

 ▼プロの部24位青木功 ゴルフを通じて頑張っている東北の子供たちを助けられればいい。(大会実行委員。大会収益金から3000万円を東日本大震災で被災した子供たちを支援する団体に寄付)

 ▼著名人の部優勝中井貴一 日本ではチャリティーがなかなか根付かない。このような大会が続いてほしい。(ハンディキャップ18。通算6アンダー)

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2012年5月7日のニュース