日本 男子Tスプリントで五輪枠確実に

[ 2012年4月4日 20:35 ]

 自転車トラック種目のロンドン五輪出場枠を懸けた最後の大会となる世界選手権が4日、メルボルンで開幕し、チームスプリントで日本の男子が雨谷一樹、渡辺一成、中川誠一郎(いずれも日本競輪選手会)のメンバーで43秒896の日本新記録をマークし4位に入った。五輪出場枠獲得を確実にし、規定によりケイリンと個人のスプリントでも1枠ずつを得る。

 予選でも日本新を出して4位で3位決定戦に進出。ニュージーランドに敗れ、メダルは逃したが五輪出場枠は確保した。決勝はオーストラリアがフランスに競り勝った。

 女子は予選で石井寛子(茨城県連盟)と前田佳代乃(鹿屋体大)が日本記録を更新する35秒301を出したが14位に終わり、出場枠を逃した。

 五輪出場枠は今大会後に確定する国・地域別ランキングに応じて決まる。

 ▼渡辺一成の話 急きょ出場が決まった3位決定戦もスタッフがきちんと対応してくれた。2本走れて目標だった44秒も切れた。メダルまでもう少しだと思う。

 ▼中川誠一郎の話 今回は3人がかみ合ったチームだと思う。(3位決定戦は)帰る準備をしていたところだったが、うまく開き直れたと思う。

 ▼雨谷一樹の話 個人的に日本記録を出したいという気持ちが強かったのでうれしい。もう少しタイムは縮められると思う。(共同)

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2012年4月4日のニュース