プロ転向まだ先…２０歳・松山「今は考えていない」

　男子ゴルフのメジャー第１戦、マスターズ・トーナメント（５～８日）を前に２日、米ジョージア州オーガスタで公式記者会見を行った松山英樹（東北福祉大）。米メディアからはプロ転向についてなどの質問も飛び出し、松山は時折首をかしげ、考え込みながら答えた。

　　×　　×　　×　　

　―マスターズに戻ってきた感想は。

　「昨年のローエスト（ベスト）アマから１年たって、ここにいる自分は想像がつかなかった。本当に帰ってこられて良かった」

　―昨年出場したことでコースはイメージできるはず。準備に違いは。

　「自分はその場その場で、そのコースによってイメージを出していくタイプなので、特にそういう練習はしない。昨年いい成績が出たので（直前のオーストラリア合宿など）昨年と同じようなスケジュールで準備した」

　―練習ラウンドの出来は。

　「駄目ですね。どうしてなのか、練習日の方が（本番より）緊張する」

　―プロ転向の予定は。

　「今はプロのことは考えていない。いい結果を出して、来年また来られるように頑張りたい」

　―東日本大震災から１年たち、気持ちの変化は。

　「１年では、被災したところは復旧していない。昨年同様いい成績を残せるように頑張って、その姿を見せたい」（共同）