高橋、羽生はソチに意欲 「最高の気分」と高橋組

[ 2012年4月3日 18:48 ]

世界選手権のメダルを手にする(前列左から)羽生結弦、高橋大輔、鈴木明子、(後列左から)マービン・トラン、高橋成美

 フィギュアスケートの世界選手権(ニース=フランス)でメダルを獲得した日本代表が3日、東京都内のホテルで帰国会見を行い、男子2位の高橋大輔(関大大学院)は笑顔で「フリーで4回転を成功できた。ソチ(冬季)五輪を目指すスタートラインには立てた」と手応えを口にした。

 初出場で銅メダルの羽生結弦(宮城・東北高)と合わせ、日本男子は初めて同一大会で複数メダルを獲得。17歳の羽生は確定の瞬間を「びっくりして言葉にできず、どう反応したらいいのか分からなかった」と興奮気味に述懐し「ソチ五輪に向け、一歩前進した」とさらなる飛躍をにらんだ。

 27歳で初の表彰台に立った女子3位の鈴木明子(邦和スポーツランド)は「メダルっていいなと感じている」と感激の表情。課題も忘れておらず「フリーでパーフェクトな演技ができず、すごく悔しい。質の高いスケートをしたい」と話した。

 ペアで日本初のメダルに輝いた3位の高橋成美(木下ク)マービン・トラン(カナダ)組は、高橋が「最高の気分だが、帰ってきたらもっと上へ行きたいと思った」と笑みを浮かべ、トランは「今もまだ信じられない」と銅メダルを見つめた。

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2012年4月3日のニュース