新弟子検査 春最少更新…山口ら34人が申し込み

[ 2012年3月1日 19:05 ]

 日本相撲協会は1日、春場所(11日初日・大阪府立体育会館)を前に3日に大阪市内で実施する新弟子検査の申し込みを締め切り、受検者数は幕下15枚目格付け出し資格を持つ日大4年の山口雅弘(宮城野部屋)ら34人にとどまった。春場所前のこの時期では、義務教育修了が受検資格に定着した1973年以降で最少だった昨年の36人より2人減のワースト記録。

 34人には、先月行われた体の小さい入門希望者を対象にした第2検査で運動能力テストなどを通過した5人も含まれる。

 春場所はかつて「就職場所」とも呼ばれ、92年には最多160人が新弟子検査を受けた。八百長問題が表面化した直後の昨年をも下回る深刻な数字に、春場所担当部長の貴乃花親方(元横綱)は「少子化といえども子どもがいないわけではない。また増えるように礎を築きたい」と話した。

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2012年3月1日のニュース