貴親方、3・11春場所初日に被災者“招待したい”

[ 2012年2月3日 06:00 ]

春場所担当理事として初めて大阪府立体育館を訪れた貴乃花親方

 日本相撲協会の春場所(3月11日初日)の担当部長に就任した貴乃花親方(39=元横綱、スポニチ本紙評論家)が2日、大阪入りし、大阪府立体育会館内にある先発事務所で新職務に就いた。

 昨年は八百長問題のために中止となり、2年ぶりの開催となる場所の人気回復を誓い「チケット販売で、“荒れる大阪”を演出できたらいい」と抱負を語った。また、初日となる3月11日が東日本大震災から1年にあたることもあり、会場に被災者を招待する意向を明言。さらには、平日の集客に向けて主婦など女性層の開拓が鍵を握るとし、和服での来客者に入場料の値引きや握手会など特典を付けるプランを軸に進める考えを示した。

 春場所は24年前に自身が初土俵を踏んだ地でもある。「新幹線に乗りながら仲間にメールして、15(歳)の春を思い出して新弟子修業のつもりでいきますと宣言した」と感慨深げに話した。

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2012年2月3日のニュース