錦織、力不足実感「全部出そうと思ったが、勝つには足りなかった」

[ 2012年1月25日 18:59 ]

全豪オープン男子シングルス準々決勝、記者の質問に答える第24シードの錦織圭

全豪オープンテニス第10日

(1月25日 メルボルン)
 【錦織圭に聞く】

 錦織は普段通り淡々と質問に答えた。

 ―試合の出来は。

 「余った体力を全部出そうと思ったが、勝つには足りなかった」

 ―自分のテニスはできたのでは。

 「ちょっと我慢が足りない時があった。ミスが少なければ競ることができたかもしれない」

 ―途中から攻撃的になったように見えた。

 「自分のテニスを変えずにできることをやろうと思ったが、なかなか決まらないのと、スコアで差をつけられたので。短期戦に持ち込もうとしていた」

 ―A・マリーとの前回対戦と比べて手応えは。

 「正直、まだまだ勝てる気がしない。ああいう選手に勝つには百パーセント以上の力を出さないと難しいと感じた。1ゲーム取るのも苦労した」

 ―全豪オープンで学んだことは。

 「あらためて自分のテニスが通用するということに気持ちの整理がついた。トップ選手に勝つには足りないことも教えられた。気持ちがまた一回り強くなった」

 ―大会を終えたいまの気持ちは。

 「楽しいと思った瞬間はあったが、つらさの方が多かった」(共同)

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