クルム伊達、錦織に期待「大切な日になる」

[ 2012年1月25日 06:00 ]

<全豪オープン>混合ダブルス2回戦で敗退した錦織・クルム伊達組

全豪オープンテニス第9日

(1月24日 オーストラリア・メルボルンパーク)
 4大大会女子シングルスで過去3度ベスト4入りしているクルム伊達は、日本人として自身以来の4強入りを狙う錦織に「(ベスト8に)定着して、調子がいい時には準決勝、決勝へと行ってほしい。それができる選手だと思う」と太鼓判を押した。

 12年間のブランクを経て復帰し、現在のツアーのレベルの高さを肌で感じているだけに「90年代と比べて特に男子は厳しい戦いになっている中で、頼もしい存在」と錦織の活躍を喜ぶ。世界ではメジャースポーツであるテニスが日本では人気スポーツとは言い切れないジレンマを抱えてきた。「日本では野球やサッカーやバレーを応援するファンが多い。(世間の)認識を変えるにはグランドスラムで男子が活躍することが一番の近道」。自身が初めて4大大会で準々決勝を戦ったのが93年全米オープン。錦織は当時まだ3歳。元世界4位は「錦織君にとっては大一番。常連になるためにも大切な日になる」と19歳下のパートナーへの大きな期待を口にした。

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2012年1月25日のニュース