遼くん“パット王”目指す!01年片山越え視野に

[ 2011年12月1日 06:00 ]

9番グリーンで、パター練習をする石川遼

 ツアー最終戦の日本シリーズJTカップは1日に東京都稲城市の東京よみうりCCで開幕する。今季未勝利の石川は、30日のプロアマ戦で最終調整。部門別成績では平均パット数が1・7063の1位で、01年片山晋呉のツアー記録(現在の集計方法となった92年以降)を更新する勢い。今季初Vとともに記録更新にも挑む。

 試行錯誤の続く1Wとは対照的に、今季初Vを狙う石川の最大の武器になりそうなのがパットだ。「今季はミスパットが減った。いいパーパットを決めてきているし、非常に自信を持てている」

 その言葉をデータも裏付ける。パーオンしたホールでのパット数を表す平均パットは1・7063でランク1位。賞金王に輝いた09年(1・7235=同1位)と比べても改善しており、01年片山の1・7119のツアー記録更新も視野に入る。「パーオンしたらパットは入るみたいな感じかな。でも、パーオンしないんだけどね」

 28日にはテレビマッチで対戦したロリー・マキロイからも「素晴らしいパッティングストロークの持ち主」と称賛された。解説を務めていた青木功には、アドレスでの肩のラインについてアドバイスをもらい、パットはますます盤石の気配。それ以外にも単独3位以上で4年連続の1億円突破や3年連続のバーディー率1位といった部門別タイトルも懸かる。目指すは今季初優勝だが、記録への挑戦も石川のモチベーションになる。

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2011年12月1日のニュース