九州場所発表…新番付に「大関琴奨菊」 稀勢は大関とり挑戦

[ 2011年10月31日 08:01 ]

 日本相撲協会は31日、大相撲九州場所(11月13日初日・福岡国際センター)の新番付を発表し、9月の秋場所後に日本人で4年ぶりに大関に昇進した琴奨菊を加え、2場所ぶりの4大関となった。大関以上の日本人不在は1場所で解消された。秋場所12勝の関脇稀勢の里が大関とりに挑む。

 先場所20度目の優勝をした白鵬は10場所連続の一人横綱。大関陣では先場所途中休場の琴欧洲が4度目のかど番で、負け越せば関脇に転落する。

 関脇は東が5場所連続の稀勢の里、西は3場所連続の鶴竜。豊真将が新小結で、師匠の錣山親方(元関脇寺尾)が2004年1月に創設した同部屋から初の三役力士となった。30歳6カ月での新三役は、年6場所制で4番目の年長昇進。豊ノ島は2場所連続の小結。

 新入幕は2場所連続十両優勝の妙義龍のほか松谷改め松鳳山、佐田の富士、碧山、剣武の5人で、1947年秋場所の6人に次ぎ、50年秋場所と並ぶ戦後2番目の多さ。ブルガリア出身の碧山は、師匠の田子ノ浦親方(元幕内久島海)が00年2月に部屋を創設してから初の幕内力士となった。日体大出身の剣武は32歳8カ月24日で戦後5番目の年長、学生相撲出身では史上最年長の新入幕。宝富士が2場所ぶりに幕内に復帰した。

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2011年10月31日のニュース